さらさらになるトリートメント
プロが教える!トリートメントしても髪がさらさらにならない原因とは?失敗しない選び方&正しいケア方法
朝起きたとき、髪がパサパサして広がっている。
ブラシが引っかかって、スタイリングがうまくいかない。
そんな日が続くと、気分まで下がってしまいますよね。
「毎日トリートメントはしてるのに、どうしてさらさらにならないの?」という疑問を持つ方は少なくありません。
でも、それは使っているトリートメントが“合っていない”か、“使い方に少しズレ”があるだけかもしれません。
この記事では、髪をさらさらにするために必要なトリートメントの選び方・使い方・ケアの流れについて、詳しく解説しています。
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トリートメントを使っているのに、髪の毛がさらさらにならない? トリートメントの基本と原因を知ろう
- 髪質に合っていないトリートメントを選んでいる
- 補修と保湿、どちらか一方に偏っている
- 使用量が多すぎる or 少なすぎる
- 使うタイミングや順番を間違えている
- 髪の蓄積ダメージをキャパオーバーでトリートメントだけでは補えていない
トリートメントを使っているのに効果を感じられないときは、「商品が悪い」のではなく、「使い方や髪の状態」が合っていない可能性があります。
たとえば、自分の髪質に合っていないトリートメントを使っていると、さらさらにはなりません。
細くて柔らかい髪に重たいクリームタイプを使えばベタつきやすくなり、逆に広がりやすい髪に軽すぎるミストを使えばまとまりません。
つまり、トリートメントは「自分の髪に合っているかどうか」が仕上がりを左右します。
さらに、トリートメントを髪に塗ったのに、シャンプー後すぐに流してしまったり、ドライヤー前にアウトバスケアをしていなかったりと、ちょっとした使い方の違いもトリートメントの効果を妨げる原因になってしまうことがあります。
そもそも、なぜ髪がパサつくのか?その主な原因を知ろう!
「毎朝、髪がまとまらない」「毛先がゴワゴワして広がる」そんな悩みを抱えている方は少なくありません。
実は、髪のパサつきには原因が、きちんとあるんです。
以下の表では、主な原因とその内容、放置した場合に起きる影響を整理しました。
原因 | 具体的な内容 | 放置した場合の影響 |
---|---|---|
乾燥 | 空気の乾燥やドライヤーの熱によって、髪内部の水分が蒸発 | 髪がゴワつき、広がりやすくなる |
キューティクルの損傷 | 摩擦や紫外線、カラー・パーマの薬剤によって表面が傷む | ツヤがなくなり、手触りがザラつく |
ヘアケア不足 | トリートメントなどの保湿・補修ケアが不足している | 水分と栄養が保てず、慢性的なパサつきにつながる |
生活習慣 | 睡眠不足や栄養バランスの乱れにより、髪に必要な栄養が届かない | 髪のハリ・コシが失われ、全体的にパサついた印象に |
年齢による変化 | 加齢により、皮脂分泌や水分保持力が低下する | 毛先が乾燥しやすくなり、ボリュームダウンする |
このように髪がパサつき、さらさらな髪でなくなってしまう原因は一つではありません。
まず多いのが「乾燥」。
空調や季節の変わり目、ドライヤーの使いすぎなどで、髪の内部から水分が逃げてしまいます。
さらに、「最近なんだか髪がパサつくな…」と感じている方は、日常の中にある“無意識のダメージ”が影響しているかもしれません。
たとえば、毎日のシャンプーやブラッシング、寝ている間の枕との擦れなど、意外なところで髪は摩擦を受けています。
そうした摩擦によって、髪の毛表面にあるキューティクルが少しずつ剥がれてしまうと、髪の内部にある水分や栄養が外に逃げやすくなります。
結果として、髪のバリア機能が弱まり、ツヤがなくなったり、手触りがゴワついたりする原因になるのです。
「ヘアケアしてるつもりなのに、効果がない」と感じる方の多くは、保湿と補修の両方が足りていないことが多いです。
特に、洗い流さないトリートメントや週1の集中ケアを取り入れるだけでも、しっかりと効果を感じられるようになります。
また、意外と見落とされがちなのが生活習慣。
寝不足や食生活の偏りは、頭皮や毛根の栄養状態に直結します。
そして、年齢を重ねると、皮脂や水分のバランスが変化し、髪のまとまりが悪くなりやすくなります。
髪が「するん」と、まとまるには?トリートメントが叶える“さらさら”の秘密
トリートメントは、髪をただ「しっとりさせる」「さらさらにする」だけのものではありません。
トリートメントは、髪の内部と表面を同時に補修・保護するヘアケアアイテムで、ダメージを受けた髪の毛が内側から整うことで、結果として指通りの良いさらさら髪が実現するのです。
その理由と効果を次の表にまとめました。
理由 | 具体的な働き | どんな髪におすすめ |
---|---|---|
キューティクルをコーティング | 髪表面をラップのように覆い、摩擦を軽減 | 絡まりやすい髪、枝毛が気になる人 |
ダメージホールの補修 | 髪の空洞を埋めて表面をなめらかに整える | パーマ・カラーによる傷みがある髪 |
保湿成分が内部に浸透 | 乾燥した髪に潤いを与え、しなやかさをキープ | パサつきが気になる髪、乾燥毛 |
静電気・広がりの抑制 | 髪表面を均一に整え、ふわつきを防ぐ | 広がりやすい髪、毛量が多い人 |
外的ダメージの予防 | 熱や紫外線をブロックする保護膜を形成 | アイロン・ドライヤーをよく使う人 |
そもそも、まとまりがなく、ごわつく髪の毛は、乾燥やダメージによってキューティクル(髪の表面を覆っている薄いウロコ状の層)が剥がれ、髪内部の水分が逃げてしまっていることが原因です。
たとえば、キューティクルのはがれた髪は、言ってみれば「ささくれた木の表面」のようなもの。
その部分にトリートメントを塗ると、表面が整ってツルンと手触りが良くなり、中の乾いた部分にも潤いが届くようになります。
また、トリートメントには、コルテックス(髪の内部構造)にできた空洞やダメージホールを修復する効果もあり、髪の芯から柔らかく、しなやかな状態へと導いてくれます。
そして、トリートメントを使い続けることで、髪の内部と表面の両方が整い、「朝起きても広がらない」「夕方までさらさらな指通りが続く」などの変化を実感しやすくなります。
自分に合ったトリートメント、選べていますか?さらさらな髪に必要なトリートメントの選び方
トリートメント選びで意識したい成分。
アミノ酸系・セラミド系など、補修成分をしっかり含んでいること。
保湿力と浸透力のバランスが取れた処方であること。
髪質(くせ毛・軟毛・剛毛など)に合ったテクスチャーを選ぶこと。
ドライヤーや紫外線の熱ダメージを防ぐ成分が入っていること。
さらさら髪を目指すなら、まず注目したいのが、トリートメントに含まれる補修成分と保湿成分のバランスです。
特にアミノ酸や加水分解ケラチンは、髪の主成分と近い構造を持っており、ダメージでスカスカになった髪の内部=コルテックスに浸透し、空洞を埋めてくれます。
セラミドは、髪表面のキューティクルを整える役割があり、外部刺激から守るバリアのような働きをしてくれます。
これにより髪同士の摩擦が起きにくくなり、スッと指が通るような、なめらかな手触りへと導いてくれるのです。
また、ヒアルロン酸や加水分解コラーゲンといった保湿成分は、髪内部に潤いを閉じ込め、しなやかさをキープする成分であり、この成分が配合されていることで結果として、まとまりやすく、さらさらと風になびく髪へと導きやすくなります。
ちなみにトリートメントのテクスチャによって、髪へのなじみ方や仕上がりの質感が大きく変わります。
軟毛・猫っ毛には軽いミストやミルクタイプ、剛毛・乾燥毛には重ためのクリームやバームタイプが相性◎。
さらに、ドライヤーの熱や紫外線から守るヒートプロテインやUVカット成分入りの製品を選べば、予防ケアまでしっかりカバーできます。
髪質に合わせて、成分とテクスチャーを見極めるのが、美髪への第一歩です。
さらさら髪に導く!ケア方法別トリートメントタイプ早見表
タイプ | 主な目的 | 使用タイミング | 仕上がりの特徴 |
---|---|---|---|
インバストリートメント | 髪内部の補修・保湿 | シャンプー後の濡れた髪に使用 | しっとり、まとまりやすくなる |
アウトバストリートメント | 保護・コーティング | タオルドライ後や朝のスタイリング前 | 軽やかでなめらかな指通りに |
集中補修タイプ | ハイダメージの深部補修 | 週1〜2回のスペシャルケア | 芯からうるおい、サロン帰りのような質感 |
ヒートプロテクトタイプ | 熱による乾燥やダメージ予防 | ヘアアイロン・ドライヤー前 | 熱から守りながら、さらっと整える |
UV・湿気対策タイプ | 紫外線や湿気から髪を守る | 外出前や梅雨時期の朝 | 広がり防止、サラサラ感が長時間持続 |
トリートメントは「どれを使うか」だけでなく、「どういったタイプを、どのタイミングで使うか」も、さらさら髪を手に入れる上で重要なポイントです。
たとえば、インバストリートメントは髪が濡れてキューティクルが開いている状態で使用することで、補修成分が内側まで浸透しやすく、内側からしっとりまとまる質感に仕上がります。
一方で、アウトバストリートメントはドライヤー前や朝のスタイリング時に使うことで、髪表面をコーティングし、摩擦や乾燥から守りながら指通りをなめらかにしてくれます。
さらに、週1〜2回取り入れる集中補修タイプは、ブリーチや強いカラー・パーマなどで傷んだ髪を芯から補修。
まるでサロン帰りのようなつるんとしたツヤを与えてくれます。
また、ヒートプロテクトタイプやUV・湿気対策タイプなど、日常のダメージ予防に特化した製品を使い分けることで、さらさら感の“持続力”も変わってきます。
つまり、トリートメントの効果を最大限に引き出すには、成分だけでなく、「髪質」や「使うシーン」に応じたタイプを選ぶことがカギなのです。
髪のお悩み別|さらさらになれるトリートメント組み合わせ表
髪のお悩み | おすすめ成分 | トリートメントタイプ | 使用タイミング・方法 |
---|---|---|---|
パサつき・乾燥 | ヒアルロン酸、セラミド、加水分解コラーゲン | インバストリートメント+アウトバスミルク | お風呂で補修+ドライヤー前に保湿ミルクをなじませる |
ゴワつき・広がり | アミノ酸系、植物オイル(アルガン・ホホバ) | 濃厚クリームタイプ+アウトバスオイル | 夜にしっかり補修、朝は毛先中心にオイルをなじませる |
細毛・猫っ毛 | シルクプロテイン、加水分解ケラチン | 軽めのミスト+ミルクタイプ | ドライヤー前にミストでさらっと補修、ベタつかせないよう少量使い |
カラー・パーマのダメージ | ケラチン、ペリセア、PPT系成分 | 高補修マスク+ヒートプロテクトオイル | 週1の集中ケアと、アイロン前にオイルでダメージ予防 |
湿気でうねる・まとまらない | シリコン系保護成分、クオタニウム-33 | コーティング系ミスト+UVカットスプレー | 朝の仕上げにスプレーで湿気をブロック。夕方までさらさらキープ |
さらさら髪に近づくには、「どんな成分がいいか?」だけでなく、「自分の髪にはどんな組み合わせがベストか?」を知ることが大切です。
たとえば、パサつきが気になる人には、保湿力の高いセラミドやヒアルロン酸配合のトリートメントが効果的です。
インバスで髪の内側を潤しつつ、アウトバスで乾燥から守る“ダブル使い”が◎。
一方、ゴワつきや広がりが気になる人は、植物オイル系の重ためクリームやオイルタイプがおすすめ。
しっかり包み込むようなケアで、まとまりのある質感に整えることができるでしょう。
また細毛や猫っ毛さんは、重すぎるとペタッとしてしまうので、軽いミストやミルクタイプを選んでください。
指通りは良くなりつつ、ふんわり感はそのまま残せます。
カラーやパーマで傷んだ髪には、補修力の高い高濃度マスク+熱から守るオイルの組み合わせがぴったり。
アイロンやコテ前のひと手間が、未来のさらさら髪を守ります。
つまり、トリートメントは「1本ですべてを叶える」のではなく、悩みと目的に応じて“組み合わせる”ことが、最高の結果につながるというわけです。
この章では、髪の毛のタイプごとに、さらさらな髪にするためのトリートメントの使い方を解説します。
パサつき・乾燥が気になるなら
潤いチャージの鉄板コンビで、内側からしっとりさらさらに。
ヒアルロン酸やセラミドが水分を抱え込み、乾いた髪に潤いを届ける。
インバスでの補修とアウトバスミルクのW保湿で長時間しなやかさをキープ。
ドライヤー前は必ず毛先中心にミルクをなじませて乾燥を予防する。
ゴワつき・広がりが悩みの方に
重ためケアでまとまり感を、根元から毛先まで。
アミノ酸系成分と植物オイルが傷んだ髪を柔らかくほぐして整える。
クリームタイプの濃厚補修+朝のオイル仕上げで毛先までまとまりやすく。
夜はしっかり、朝は軽めに。使い分けが仕上がりを左右するポイント。
細毛・猫っ毛さんは、軽さが命
ベタつかずふんわり、なのにさらさらな髪へ。
シルクプロテインやケラチンが髪にハリ感を与えつつ補修してくれる。
ミスト+軽いミルクのW使いでボリュームを損なわず手触りアップ。
軽さを出したい朝は、つけすぎNG。1プッシュずつ調整が基本。
カラー・パーマで髪がボロボロ…
サロン級の補修ケアを、毎週のおうちルーティンに。
ケラチン・ペリセア・PPT系成分が髪の内側から空洞を補修。
高濃度マスクで集中補修+熱対策オイルでダメージを予防。
アイロンやコテ前には必ずヒートプロテクトをつけることが鉄則。
湿気でうねる、まとまらない…
朝の仕上げでさらさらロック!湿気に勝つトリートメント。
シリコン系やクオタニウム-33などの皮膜成分がうねりを抑制。
ミスト+UVスプレーで湿気と紫外線を同時にカット。
朝の仕上げに使うと一日中さらさら。
外出前の習慣にするのがポイント。
あなたも正しいトリートメントで、さらさらヘアを目指しましょう!
この記事で理解してほしい5つのポイント。
自分の髪質に合ったトリートメントを選ぶことが、仕上がりに大きく影響する。
トリートメントは「補修」と「保護」の両方ができて初めて効果を発揮する。
髪のパサつきには、乾燥や摩擦、生活習慣など複数の原因がある。
タイプ別・悩み別にトリートメントを使い分けると、さらさら感が長持ちする。
ケアの順番や使い方の細かな違いも、効果の差を生む重要なポイントになる。
この記事では、「どうしてトリートメントを使っても髪がさらさらにならないのか?」という疑問と、トリートメントの選び方や使い方の基本を解説してきました。
さらさらな髪を目指すために大切なのは、自分の髪質や悩みに合ったトリートメントを見極め、日々のケアに正しい流れを取り入れること。
この記事を読んだあとは、実際にあなたの髪に合うトリートメントを選んで、1週間試してみてください。
「さらさらってこういうことか」と思える変化がきっと感じられるはずです。
今日から、自分だけの“さらさらルーティン”を始めてみませんか?