パーマ・縮毛矯正後のケアトリートメント
美容師が徹底比較！縮毛矯正・パーマ・髪質改善トリートメント、あなたの髪に最適なのは？
こんにちは、サインポスト通販サイト運営者の竹山です。
私は美容師歴20年以上でヘアケアマイスター資格を保持しています。
9年間の美容室経営を経て、現在はアイラッシュサロン「サインポスト」の経営とサロン専売品通販サイトの運営を行っています。
長年くせ毛やダメージ毛に向き合ってきたプロの視点から、今回は縮毛矯正・パーマ・髪質改善トリートメントの違いと選び方、その後のケア方法について徹底解説します。
特にくせ毛や髪の広がりに悩む20～40代の女性を中心に役立つ情報をまとめました。
もちろん男性の方にもお役立ていただけます。
専門的な知識と現場経験にもとづいた内容で、あなたの髪に最適なアプローチが見つかるはずです。
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1．パーマ・縮毛矯正・髪質改善トリートメントの違い【くせ毛・髪質別】
まずはそれぞれの目的と仕上がりを整理します。
パーマはカールや動きをつける施術です。
縮毛矯正は髪を真っ直ぐに整える施術です。
髪質改善トリートメントは髪の質感を高め扱いやすくするケアです。
1-1．「ストレートパーマ」と「酸性ストレート」の違い
一般的な縮毛矯正はアルカリ薬剤と高温アイロンで強いクセをしっかり伸ばします。
仕上がりは強いストレートで、梅雨でも広がらない安心感があります。
一方、酸性ストレートは弱酸性に近い薬剤でダメージを抑え、自然で柔らかな質感に仕上がります。
ブリーチ毛や細毛などデリケートな髪にも適応しやすい点がメリットです。
ただし強い縮れ毛には従来矯正ほどの伸びは出ない場合があります。
1-2．髪質改善と縮毛矯正の目的の違い
髪質改善は質感向上とダメージ補修が目的です。
ツヤやおさまりは良くなりますが、強いクセをまっすぐにする力は限定的です。
縮毛矯正は形状変化（クセの矯正）が目的です。
うねりをゼロに近づけたい方に向いています。
「髪質改善縮毛矯正」はサロンにより定義が異なりますが、ダメージを抑えながらクセを伸ばす設計のメニューを指すことが多いです。
1-3．時間・料金・持続期間の比較
| 施術 | 所要時間 | 料金目安（東京／大阪） | 持続 | 向いている髪 |
|---|---|---|---|---|
| 縮毛矯正（アルカリ） | 3〜4時間 | 15,000〜25,000円／12,000〜20,000円 | 半永久（新生部は約6ヶ月でリタッチ） | 強いクセ、広がりが大きい髪 |
| 酸性ストレート | 2〜3時間 | 20,000円以上／15,000〜20,000円 | 半永久（新生部は約6ヶ月でリタッチ） | 細毛・ハイダメージ毛・自然な質感希望 |
| デジタル／コールドパーマ | 2〜3時間 | 12,000〜18,000円／7,000〜15,000円 | 約3〜4ヶ月 | ボリュームアップ・動きが欲しい髪 |
| 髪質改善トリートメント | 1.5〜2時間 | 8,000〜15,000円／6,000〜12,000円 | 約1〜2ヶ月 | 軽いくせ・パサつき・ツヤ不足 |
1-4．仕上がりの違いとダメージ傾向
アルカリ矯正はクセの残りが少なく朝が楽ですが、乾燥しやすい傾向があります。
酸性ストレートは自然で柔らかなストレートで、乾燥しにくい仕上がりです。
パーマは動きが出る分、ダメージ部分ほどカール維持が難しくなります。
髪質改善はツヤとおさまりが向上しますが、強いクセは残ります。
2．まずは髪質チェックと最適メニューの選び方
2-1．セルフ診断のポイント
- くせの強さ（濡らして自然乾燥して観察）。
- 髪の太さ・量（細毛はペタンとしやすい）。
- カラー・ブリーチ・矯正などの履歴。
- 乾燥・広がり・引っかかり・切れ毛の有無。
- 頭皮の状態（敏感・乾燥・皮脂量）。
強い縮れは矯正向き、軽い波状は髪質改善や部分矯正でも対応可能です。
2-2．ストレートを目指すか、ボリュームを活かすか
朝の支度を簡単にしたいなら縮毛矯正が最有力です。
トップのボリュームが欲しいならパーマで土台を作る選択が有効です。
「広がりだけ抑えたい」なら髪質改善＋ホームケアの組み合わせが合います。
細毛の方は全体矯正でボリュームダウンしやすいため前髪・表面のみのポイント矯正も検討しましょう。
2-3．カウンセリングで伝えるべき情報
- 過去1〜2年の施術履歴（時期と種類）。
- 現在の悩みと理想像（写真共有が有効）。
- 頭皮トラブルやアレルギーの有無。
- 毎朝のスタイリングにかけられる時間。
情報が正確なほど、ダメージを抑えた設計が可能になります。
ターゲット層の目安
- 年代
- 20〜40代を中心に、梅雨や湿度で広がる層。
- 性別
- 女性がメイン、男性の前髪・顔周り矯正ニーズも高いです。
- 髪質
- 波状〜縮れ、エイジングに伴ううねり、ブリーチダメージ毛。
3．コストと予約術：価格・割引・同時施術の考え方
3-1．相場の目安（東京／大阪）
縮毛矯正は東京で15,000〜25,000円、大阪で12,000〜20,000円が目安です。
デジタルパーマは東京で12,000〜18,000円、コールドパーマは8,000〜12,000円が目安です。
髪質改善は東京で8,000〜15,000円、大阪で6,000〜12,000円が多い傾向です。
3-2．同時施術で時間と費用を最適化
- 縮毛矯正＋集中トリートメントでダメージケアを同時実行。
- カラーと矯正の同日実施は負担が大きいため基本は別日推奨。
- カット＋パーマ＋トリートメントの複合メニューで来店回数を削減。
3-3．ホームケアはコスパ重視で賢く継続
サロン帰りの質感を保つには自宅ケアの継続が鍵です。
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4．美容室の裏側：施術プロセスとダメージコントロール
4-1．縮毛矯正の流れ（目安）
- 前処理＆カウンセリング（15〜30分）。
- 1剤塗布→放置→チェック（20〜30分）。
- 水洗・ドライ（15分）。
- アイロン操作（30〜60分）。
- 2剤塗布→定着→水洗（10分）。
- 仕上げ・ホームケア説明（15分）。
4-2．酸性ストレートの薬剤選定と前・中間処理
根元と毛先で薬剤強度を塗り分け、既矯正部には優しい薬剤で保護します。
ケラチンやCMC類似成分の処理を挟み、強度と均一性を高めます。
アイロン温度は160〜170℃程度を基準に、髪の状態に合わせて微調整します。
4-3．当日のシャンプーは原則控える
施術当日はシャンプーを避けるとスタイルの安定と水分保持に有利です。
初回シャンプー時は低刺激シャンプーと集中トリートメントを併用しましょう。
5．ホームケア設計：シャンプー・トリートメント・熱対策
5-1．ストレートを長持ちさせるシャンプー選び
- アミノ酸系・ベタイン系のマイルド洗浄を選ぶ。
- 保湿・補修成分（シルク・コラーゲン・ヘマチン等）入り。
- 「くせ・広がり対策」や「パーマ・カラー後」表記を目安に。
- 同ラインのトリートメントと併用して相乗効果を狙う。
5-2．髪質改善の効果を伸ばすコツ
最初の1週間は毎日軽めケア＋週1の集中マスクで栄養を定着させます。
ブローや軽いアイロンの中温熱でツヤを再活性化させます。
紫外線・塩素は劣化要因のためUVスプレーや事後の速やかなすすぎを徹底します。
5-3．ドライヤーとアイロンの温度管理
- ドライヤーは20cm離し中温で、最後まで乾かす。
- アイロンは140〜160℃を基準に、同一箇所は1〜2秒で抜く。
- 必ずヒートプロテクトを使用し、水分の過加熱を防ぐ。
- 就寝前は毛先にオイル、三つ編み等で摩擦を軽減。
6．よくあるQ&A（美容師が回答）
Q1．縮毛矯正後にカラーはいつ？
理想は10日〜2週間空けてからです。
同日や数日以内はダメージ重複・色ムラのリスクが上がります。
やむを得ない場合でも最低3日は空け、低アルカリで施術しましょう。
Q2．施術後の乾燥・広がり対策は？
サロントリートメントでの立て直しと、週1〜2回の集中ケアが有効です。
朝はオイルやミルクでコーティングし、夜は補修に寄せる二段構えがおすすめです。
Q3．リタッチ時期の目安は？
縮毛矯正は約6ヶ月で根元リタッチが目安です。
前髪や顔周りは3〜4ヶ月で部分矯正を挟むと全体の負担が減ります。
髪質改善は1〜2ヶ月周期でのメンテナンスが理想です。
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まとめ
縮毛矯正・パーマ・髪質改善トリートメントは目的が異なります。
うねりを確実に抑えたいなら矯正、質感と扱いやすさ重視なら髪質改善、ボリュームと動きならパーマが軸です。
施術後は低刺激シャンプーと集中トリートメントで水分保持を徹底し、熱は中温で扱いましょう。
ホームケアを継続すれば、サロン帰りの質感が長持ちします。
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執筆者：株式会社A round match 代表取締役竹山