ヘアワックス
プロ美容師が徹底解説!初心者必見のヘアワックス選び方・使い方ガイド
ヘアワックスってどう選べばいいのかが分かりにくいという声をよくいただきます。
本記事では基礎知識から選び方・使い方・悩み別の解決法までを分かりやすく解説します。
執筆は美容師歴20年の元美容師で現在はマツエクサロン「Sign Post」を運営する竹山です。
ヘアケアマイスター(プライマリー)と日本スキンケア協会スキンケアアドバイザーの資格を活かし、プロの視点でお届けします。
当店は美容サロンが運営する通販サイトとして正規品のみを取り扱い、初めての方も安心してお選びいただけます。
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ヘアワックスの基礎知識
ヘアワックスは髪に動きや立体感を与え、形をキープしながら質感をコントロールする整髪料です。
ジェルやスプレーと違い再整髪性が高く、日中に手ぐしでリタッチできる柔軟性が魅力です。
仕上がりは大きく「ツヤ系」「マット系」「ナチュラル系」に分かれ、さらにセット力の強弱で使い分けます。
代表的なタイプと特徴
タイプ | 質感 | 得意なスタイル | 相性の良い髪質 |
---|---|---|---|
クリーム | 軽めでナチュラル | 自然な束感・毛先ニュアンス | 細毛〜普通毛 |
ファイバー | 伸びが良い・束感 | 動き・ラフな無造作 | ショート〜ミディアム全般 |
バーム | しっとり・ウェット | 艶出し・広がり抑制 | 乾燥毛・くせ毛・ロング |
グロス/グリース | 強いツヤ・タイト | 濡れ髪・オールバック | 硬毛・多毛・メンズ |
クレイ(マット) | ドライ・軽い | 立ち上げ・エアリー | 軟毛・ボリューム不足 |
最初の一本は「髪質」と「なりたい質感」から逆算して選ぶと迷いません。
失敗しないヘアワックスの選び方
① 髪の長さで選ぶ
ショートは強めのセット力で立ち上げや束感が作りやすいものが便利です。
ミディアムはクリームや軽いクレイで動きと軽さを両立させます。
ロングはクリームやバームでツヤとまとまりを与えると美しく仕上がります。
② 髪質・毛量で選ぶ
軟毛・細毛は軽いテクスチャーで根元がつぶれにくいアイテムを選びます。
硬毛・多毛や広がりやすい髪はバームやグロスでコントロールします。
ダメージ毛は保湿・補修成分を意識し、ツヤ系でパサつきをカバーします。
③ 仕上がりイメージで選ぶ
ふんわり空気感ならファイバーやソフト系が向いています。
濡れツヤならバームやグロス、ドライならクレイを選びます。
香りや無香料の可否も毎日使いに直結するため確認しましょう。
- 迷ったら
- クリーム系=万能、バーム系=艶と抑え、クレイ系=ボリュームアップが目安です。
- 購入先
- 正規ルートで品質管理が徹底されたサロン直営通販がおすすめです。
当店のヘアワックスは正規品・最新ロットを取り揃えています。
一覧はこちらからご覧ください。
プロが教える正しい使い方(基本〜応用)
STEP0:ベースを整える
ドライヤーで8〜9割乾かし、根元の方向性や前髪の流れを先に作ります。
巻き髪はコテでカールを作ってからワックスで質感調整します。
STEP1:適量をしっかり手でのばす
ショートは1円玉大、ミディアム〜ロングは10円玉大から少量ずつが目安です。
手のひら・指の間・指先まで透明になるまでよく伸ばして乳化します。
STEP2:後ろ→サイド→トップの順で内側から
最初に表面や前髪につけるとムラとベタつきの原因になります。
髪の中間〜毛先に揉み込みながら全体へ均一に広げます。
STEP3:形づくりと微調整
手のひらを小刻みに振って毛束同士を自然にくっつけ、ラフな束感を作ります。
トップは指で持ち上げ、必要に応じて前髪は最後にごく少量で整えます。
STEP4:仕上げとキープ
鏡で全方位を確認し、足りない部分だけ微調整します。
長時間キープしたい日はハードスプレーを30cm以上離して薄く全体に。
よくある失敗と解決策(Q&A)
Q1:ベタついてペタンとなります
- 量を半分にして後ろから付け始めます。
- 軽いクリームやスプレーワックスへ切り替えます。
- 根元は避けて毛先中心に塗布します。
Q2:パーマが上手く出ません
髪を少し湿らせ、バームやソフトワックスを揉み込むとカールのリッジが復活します。
毛先を下から持ち上げるように握り込み、必要に応じて軽くスプレーで固定します。
Q3:白い粉が出ます
ワックスの乳化不足や重ね付けが原因です。
手のひらでしっかり透明になるまで伸ばし、少量ずつ重ねましょう。
Q4:毎日使っても大丈夫?
頭皮につけず、夜はシャンプーでしっかり落とせば毎日の使用も問題ありません。
敏感肌は低刺激処方や無香料タイプを選ぶと安心です。
目的別おすすめ早見表
お悩み・目的 | おすすめタイプ | 使い方のコツ |
---|---|---|
ボリューム不足 | クレイ/マット | 根元は触れず中間から毛先で立ち上げを作る。 |
広がり・乾燥 | バーム | 手で温めてオイル状にして毛先中心に。 |
自然な束感 | ファイバー/クリーム | 少量を全体に均一に→最後に毛束をつまむ。 |
濡れツヤ | グロス/ジェルワックス | 付けすぎ注意。表面は薄く、内側から。 |
前髪割れ防止 | ごく少量のソフト系 | 前髪は最後に「残り」をなでる程度。 |
ターゲット別アドバイス(年代・性別・ライフスタイル)
ターゲット | 主なニーズ | 推奨タイプ | ひと言メモ |
---|---|---|---|
10代後半〜20代男性 | 立ち上げ・束感・長時間キープ | クレイ/ハードファイバー | 校則やバイト先の規定に合わせてツヤの有無を選ぶ。 |
20〜30代女性 | ナチュラル艶・後れ毛の質感づくり | バーム/クリーム | 手に残った分はハンドケアに使えるバームが便利。 |
30〜40代男女 | 清潔感・時短・崩れにくさ | クリーム+軽いスプレー | 朝5分で決まるルーティンを作ると再現性が上がる。 |
パーマ/クセ毛 | リッジ強調・広がり抑制 | バーム/ソフトワックス | 半乾き〜湿らせて揉み込むとカールが復活。 |
ダメージ毛 | パサつきケア・艶出し | ツヤ系(バーム/グロス) | ワックス+1滴オイルのブレンドで保湿力アップ。 |
サイドスクロール:まずはここからチェック
さいごに(購入前のチェックリスト)
- 髪質(軟毛・硬毛・多毛・ダメージ)を把握しましたか。
- なりたい質感(濡れツヤ/ドライ/ナチュラル)を決めましたか。
- まずは少量から、後ろ→内側で均一になじませましょう。
- 仕上げに必要ならスプレーで軽く固定しましょう。
より具体的なご相談は店舗スタッフまでお気軽にどうぞ。
プロの視点で最適な一本をご提案いたします。
執筆者:株式会社A round match 代表取締役竹山